自分の中に毒を持て(新装版)彼のイメージは薔薇、真っ赤な薔薇なのです

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review

青春文庫・岡本太郎著 2017/12文庫
¥740 (+税)
5.0

生前はメディアへの露出が多かったのもあり、彼の作品は知らなくても岡本太郎は知っているという人も多いのでは?と思います。

どこか愛嬌があってユーモラスな親しみのある太郎とは違う、リアリスト岡本太郎の吐きだす断言的で容赦のない言葉が、これでもかと読み手に訴えてきます(汗)(汗)

「矛盾と闘う」

この言葉が何度も出てきます。彼は否定はしない と前置き、自身を危険の中に投げ出し、そこから私達に語りかけてくる。

私はこの本の中に岡本太郎の答えと呼べるものを見出すことはできませんでした。しかし、私自身が生きるということへのヒントを得られたような気がします。

どんな時に読んでるのか?なんとなく上手くいってるんじゃないか…などと日常生活を感じながらも「悪くない決して悪くない。だが…」そんな時、ふと思い出したように手に取る一冊でしょうか

激しく挑み続けても、世の中は変わらない。
しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。
変わらない社会と妥協しない、これが、ぼくの姿勢だ。

【自分の中に毒を持て・岡本太郎】
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